看護師は、毎日多くの患者さんに接する仕事でもあります。そのため、求められるのは知識や技術だけでなく、身だしなみにも気を遣わなければなりません。
看護師の身だしなみで一番大切なのが、清潔感です。
病院で働くうえで、清潔感のある看護師が居ることでその病院に対する信頼度がぐっと上がります。自分の印象のためだけでなく、病院全体の印象のためにも、清潔感のある身だしなみを常に意識するようにしましょう。
まず髪色です。
社会人になるとヘアカラーをする人も多いですが、明るすぎる髪色は清潔感よりおしゃれを優先している印象になってしまうので、髪色は基本的に黒が無難です。病院内は常に明るいので、少しのカラーでも明るく見えてしまいます。髪の毛を染める際は気を付けるようにしましょう。
髪形は、耳が見えるように一つ縛りにまとめます。顔回りに髪の毛が垂れないよう、ヘアピンでしっかり固定しましょう。
メイクは最低限に抑えておきます。
太いアイラインやパール入りのアイシャドウは見た目の印象を派手に見せてしまい、清潔感がなくなってしまいます。目元のメイクは整える程度で、ブラウンなどのナチュラルなカラーを使いましょう。チークは血色を良く見せてくれるので、肌馴染みの良い色を軽く乗せます。
爪の長さにも注意が必要です。
長い爪は物に引っ掛かりやすくなるため、患者さんと触れ合う機会が多い場合、長い爪で傷付けてしまう恐れもあります。指を裏側から見たときに爪がはみ出ないよう、常に短く切りそろえておきましょう。角もやすりで削って丸くしておくことが大事です。
もちろん、ネイルは厳禁です。自然で清潔感のある爪で、患者さんに接するようにしましょう。